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体験コーナー

どんなにいい素材を
準備しても
どんなに優れた機械が
使われていても
せんべいづくりの決め手は
つくり手の思い
今日も一枚に、懸命

吟味

スタートは原料の取り出しから

マイナス25度の冷凍庫から原料を取り出して、えびせんべい作りはスタートします。さて、いくつの工程を経て作られるのでしょうか。原料によって、作られるせんべいも違ってきます。

行程写真1

刻む

原料を刻んでからミンチを製造

ここでは、サイレントカッターという大きな刃物を装備した機械で原料を細かく刻み、すぐ隣にあるミンチ機で原料をミンチ状にします。原料によっては、2~3回通す必要があるものも。こうすることでなめらかなミンチに仕上がり、せんべいの食感にも影響してくるのです。

行程写真3

練る

せんべいの出来を左右する重要工程へ

ミンチとなった原料は、仕込みの工程に進みます。このタイミングで、つなぎとなる馬鈴薯でんぷんや各種調味料、水が加えられ、いわゆるせんべい種となるのです。この仕込み工程は、その日の湿度や気温などで、練り状態が変わってきます。ですから、携わる担当者の職人としてのカンも頼りに。練り具合が甘いと、焼いた時にムラができたり、食感が変わってきたりするので、非常に重要な工程と言えます。

行程写真4

焼く

種を形成していよいよ焼き上げ工程に

原料のエビは、ミンチ、種となり、いよいよ焼き上げの工程に突入します。形成機に入った生地は、規則正しい配列、そして、一定の大きさでラインに並べられます。でき上がるせんべいによって、配列される種の大きさは異なりますが、およそ10円硬貨のような大きさで、厚みは15mmほどとなっています。

行程写真5

ここまでは、下地作り。
機械だけでなく、人の手も加わってせんべいは作られていくのです。

ここからは、いよいよ焼成の行程へ
せんべいとしてカタチができていく様子をご覧になれます。

香る

場内をただようえびせんべい香ばしい香り

きっちりと並んだ種は、上下2枚の鉄板で高温プレスされ、一気に焼き上げられます。2枚の鉄板は140度代後半〜160度代後半に設定されています。当工場では、29台もの焼成機が備えられ、毎日生産予定に合わせて、えびせんべいが焼かれているのです。焼き上げの時間は約1分。香ばしい香りが場内を漂います。

行程写真6

運ぶ

画像検査で品質チェック

焼き上がったせんべいを、そのままベルトコンベアで冷ましながら、選別や画像検査の工程に。せんべい1枚1枚を画像検査し、品質が規格に合っているかを確認します。また、焼いた時に大きな焦げ目がついてしまったせんべいや、穴が空いてしまったせんべいは、見た目の美しさを考え、次の工程に進む前にここで選別します。

行程写真7

選別

梱包の前にさらに入念な検査を

続いてせんべいは、ベルトコンベアに乗ってX線検査機を通ります。やはりみなさまが口にするお菓子ですから、何度も厳しいチェックを通す必要があるのです。さらに、ベルトコンベアに乗っている最中に欠けてしまったものや割れてしまったものは、商品として出さずに、包装の工程前に取り除きます。もちろん、この判断は機械では難しいので、人の目によって素早く判断されます。

行程写真8

包む

個包装をしていよいよ最終段階へ

人気商品の「はません」は個包装となっています。個包装は機械で行います。その後金属探知機を通ります。重量チェックと包装した時にせんべいが割れてしまっていないかを機械に通して確認します。贈答品としてもお客様に支持されている「はません」ですから、もちろん割れてしまったせんべいは商品として扱いません。

行程写真9

詰める

ロボットを使ってトレーにせんべいをのせる

チェックを通った個包装状態の「はません」は、パラレルロボットにより、トレーにのせられます。ロボットの手が真空状態を作り出しているので、包装袋が吸着する仕組みになっています。ロボットはきっちりと16袋の「はません」を並べていきますが、昔はこの作業を手作業で行っていました。ロボット導入により格段にスピードが上がったのです。なお、トレーにのせる必要のない商品(個包装しないもの)は、そのまま袋詰めの商品となります。

行程写真10

完成

完成

最後に、賞味期限をプリントすれば完成。そして、店頭に並びます。

行程写真11